園長あいさつ

吉田幼稚園 園長 安藤正法

 吉田幼稚園では、望ましい環境のもとで、発達段階に適した活動内容をお子様自身に直接体験して頂き、これらを通して特に「豊かな心と健康な身体と知的好奇心」を育まれるよう指導していきます。

『おもしろい(興味)、もっとやりたい(意欲)、一緒にやろう(共同)、不思議(驚き)、きれい、可愛い、かわいそう(情緒)』など。遊びの中から生まれた声を教師は大切に受け止め、お子様の生きる力(豊かな心・知的好奇心)となるように援助していきます。
 最近、小・中学生を対象に行った体力測定の結果から統計的にみて、体力が低下しているとのことです。これは大きな問題であります。幼稚園では、この結果を踏まえて、幼児達が身体を動かす楽しさを知ってもらうことが、先決になります。
 本園では音楽にあわせてリズム遊びをしたり、総合遊具を使用して体育遊びをしたりして、幼児期に最も期待できる“器用な身体の動き”づくりを目指しています。その他、絵本の読み聞かせ(毎日5分程度)や紙芝居や素話などをとり入れ、ことばの発達や情緒面を促したりしています。また、造形遊びなどを中心に知的活動も行っています。これらの活動が楽しく出来るのも、集団生活の基盤ができているからだと思います。つまり、人の話がよく聞けたり、自分の力でやろうとする心が働いたり、遊んだ後の片付けができたりすることなのです。
 最後に、教育の原点は“望ましいことを、望ましい時期に、継続的に行う”ことにあります。特に、基本的生活習慣を身につけるのは幼児期が最も適していると思われます。「三つ子の魂百までも」“しつけ”の大切さを重視し、大人がみんなで、お子様達を見守っていこうではありませんか。

園長 安藤正法